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岡本太郎さんは、生誕100年なのだそうでござりまする。。。

”石原慎太郎”が当選し”民主党”が日本中から急速堕落した中、中学同窓生3人集合での休日ででございます。
皇居近辺にある「東京国立近代美術館」で『生誕100年 岡本太郎展』に行って参りました。
竹橋の駅からは3分ぐらいの会場でございます。
いや~~~!やっぱり混んでましたね。

しかし、さすがに世の中では”岡本太郎”に対する気持ちも上昇三昧みたいです。
NHKで彼へのドラマも盛り上がってましたし、彼の絵画の世界を見に行きたくなる方も多かったのではないでしょうか。
まあ俺らも無茶混雑の中、ゆっくしゆっくしと彼の「芸術の爆発」に浸らせて頂いてきました。
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良いですね、、、『ノン』。
彼が普通に考えた”希望を超えるような「ノン」の制作能力”には、自ずと背中中がビリビリと響き渡りました。
本当に凄過ぎますです。

画像の渦に囲まれた部屋は、自分が普通に思うような”喜び”や悩み”や”悲しみ”、それから”希望までが部屋中に溢れまくっておりました。
”岡本太郎”の美術の世界には、日本人が考えなければならない事の数々が輝いてるのでございます。
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天から流れ落ちて来る光の嵐。
この「電撃」を見るだけで、前触れ無しに電光のように衝撃を与えられます。
岡本太郎の描く生物を見ると、個人的には宇宙の世界を想像します。
宇宙人では決して無いのですが、太郎の頭の中には、そういう”混沌とした宇宙の世界”が”へらいて”いるんじゃないですかね〜。
僕は、そんな輝きの世界に見えてきます。
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彼の文書の中には、ザクザクとした力が”駑怒ッ”と飛翔しております。
文字だけの世界でも、そんななんかい!
彼の作り出す絵画の世界には、「岡本太郎」の前進力に溢れております。


最後に「太郎のことば」という紙1枚を、たくさん淀む箱の中から引いてきました。
俺には、、、


何でもいい。
見物人でもなく、
とにかく
自分でやってみよう。
動いてみよう。


友達がもらう”ことば”には、少しでも前向きな気持ちにさせられますです。


しかし、本当に良い展覧会でしたよ。
5月8日までやっているみたいです。
時間があれば、見に行ってあげてくださいね。
で、もしかしたら地震関係だからなのかも知れませんが、日曜日は16:00で終わりになっておりました。
見に行く場合は、前もって時間の確認をしてからでも見に行ってくださいね。

ゆっくし見に行くのが、全く持って良い事なのでございます。
ゆっくしゆっくし。。


さて、別の話です。
先日TVを見ていた時に、いきなりお勧めする小説の話が出て来ました。
あ、聞いたことはあるけど、読んでみたい気持ちには、なかなかならなかったんですけどね、以前は。
でも、見ていたら読んでみたい気持ちになりました。

谷崎潤一郎さんの名作「痴人の愛」なのでございます。
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発行は昭和22年の暮れですね。
おそらく、戦後の苦しい時代の終わりぐらいだったのかもしれません。
この小説が、谷崎潤一郎さんの作家としての中盤だったのかも知れません。
以前に読んだ方もいらっしゃるかも知れませんが、今回初めて読ませて頂きました。


いや〜、、、読んでると、いきなりでビックリしちゃうような作品なんですよ。
20代後半の男性が、10代中盤の女の子と出会って、そのままゆっくりと恋愛に盛り上がり、そのまま”若き美女との結婚”までしてしまう。。。という話なのでございます。

結婚後の”楽しさ”と”悩み”と”苦労”、、、そんな2人に流れて来る”諸々の生活”が次々と語られて行くという作品なのでございます。
基本的に”凄まじい結婚夫婦”なのですが、”ナオミの考える事の悪女的な妖しさ”と、男性が、その時ごとに考える”ナオミに対する凄まじいほどに心の中に動き続ける恋愛意識”。
どちらにしても凄い話です。
細かい事は、まあこれ以上は書きませんけどね。

しかし、最初は「本当に重〜い話だな~、、、」なんて思ってしまったのですが、読んでいるうちに、谷崎潤一郎さんの文章を書く時の”筆紙能力の強さ”には驚かされます。

美少女”ナオミ”には、”普通の女の子達とは全く違ったような力強さ”を感じます。
途中に、いろいろな事件が起こるんですけど、2人がそれぞれに考える”愛に対する強さ”には、やっぱり、いろいろな事を考えさせられます。

良い時も悪い時
どちらにしても、頑張って長い間2人で強い恋愛を続けて行きたくなる、、、

そんな力強さが、僕の心にも強〜く残されて頂きました。


「痴人の愛」の最後の部分は、う~ん、、、そうか、、、そうなるのね。。。なんて思うようなENDなのですが、小説としては、面白い小説なんだな!とは思いました。
まあ、時間がある時にでも見てあげてくださいね。
一生のうちに一度ぐらいは見てあげる、って〜のも良いんじゃないでしょうか。

まあ、そんな話なのでございました。
遅くなってごめんね!
長い間、本当にありがとうございました。
次は今度の日曜に、という事でございます。
またです!
by rock_capybara | 2011-04-12 21:00 | Diary
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